3行でわかる!愛犬にパイナップルは大丈夫?
- 愛犬にパイナップルは大丈夫!調理されたものは基本NG!
- 健康面への良影響や食糞防止に◎
- まれにアレルギー発症の可能性があるので要注意!
南国の代表的な果物であるパイナップルは、カットフルーツや缶詰などで簡単に手に入るフルーツですよね。
高価で手に入りにくいイメージがあるパイナップルですが、近年では比較的安価で市場に出回るようになり、スーパーでも購入できるようになっています。
パイナップルには栄養素が豊富に含まれています。
人間に対しては幅広い効果が期待できますが、犬に対してはどうでしょうか。
ここでは、犬がパイナップルやパイナップルジュースを摂取しても大丈夫か、アレルギーなどの危険性をまとめてご紹介します。
この記事の内容
犬にパイナップルを与えても大丈夫!
結論から述べますと、犬にパイナップルを与えても大きな問題はないと言えます。
犬と人間では体の作りが違うので、人間が食べられるものでも犬にはNGという場合があります。
しかし、パイナップルは人間も犬も食べられる果物です。
含有栄養素は犬に有害なものはなく、安心して与えられます。
パイナップルにはビタミンCやビタミンB郡、カリウムなどが豊富に含まれています。
これらの栄養素は、愛犬の健康を維持、向上させるだけでなく、肉食の犬の消化をサポートしてくれる効果も期待できます。
愛犬にパイナップルを与えたときのメリット
パイナップルを犬に与えた場合、様々な効果が期待できます。
大きく分けて3種類あるので、一つ一つ詳しくみていきましょう!
ビタミンCの補給
果物の多くに含まれているビタミンCはパイナップルの中で一番含有量が多い成分です。
犬は人間と異なり、ビタミンCを体内で生成することができます。
しかし、病気や老化などでビタミンCの生成量が減ってしまった場合、これを食事から補う必要があります。
パイナップルに含まれている他の成分は犬にとって有害なものは含まれておらず、安心して与えられるので、ビタミンCの補給におすすめの果物です。
整腸による健康サポート
パイナップルに含まれている成分でもう一つ注目なのが、酵素ブロメリンです。
酵素ブロメリンはたんぱく質を分解する働きを持っています。
犬の主食は肉に含まれているたんぱく質で、これを消化するために胃腸が働きかけます。
しかし、たんぱく質ばかり摂取してしまったり、消化に必要な栄養素が足りなくなると、消化器官に負担がかかり健康に悪影響を及ぼします。
パイナップルに含まれている酵素ブロメリンは、効率よくたんぱく質を分解する働きを持っているため、摂取することで消化の働きをサポートする効果が期待できます。
スムーズな消化は胃腸の健康維持、改善に役立つと考えられており、体の内側から健康サポートができます。
食糞行動の予防
また、パイナップルは犬の食糞予防にも効果が期待できると言われています。
犬の食糞の原因は、消化不良による栄養不足やストレス、遊びなど様々な原因が考えられます。
このうち、消化不良による食糞であれば、パイナップルの消化サポートの働きで予防できると考えられます。
また、パイナップルを食べることで便が苦くなり、犬が好まない味になるのです。
これにより、犬の食糞を自然に防ぐことが可能です。
食糞の原因は犬によって様々で、何が食糞を招いているのか原因をしっかり調べる必要があります。
パイナップルは食糞改善の一つの方法として、試してみる価値があると考えられます。
パイナップルジュースは愛犬に与えても大丈夫?
パイナップルを与えても大丈夫なら、より手軽に与えられるパイナップルジュースも大丈夫なのでは、と考える方も居ると思います。
パイナップルジュースは、原材料がパイナップルだけで作られている場合のみ大丈夫です。
ただし、多くのパイナップルジュースは糖類や香料、保存料や着色料が使用されています。
これらの添加物は逆に犬の健康に悪影響となってしまうので、パイナップルジュースを与える前に必ずパッケージを確認しましょう。
パッケージに果汁100%と書かれている場合でも、余計な添加物が含まれていることがあるので、犬にパイナップルジュースを与える場合は必ず成分表をチェックしてから与えましょう。
パイナップルの缶詰は愛犬に与えても大丈夫?
その他に手に入りやすいもので、パイナップルの缶詰やドライフルーツがあげられます。
この二つは、犬に与えないようにしましょう。パイナップルの缶詰はシロップ漬けになっており、摂取すると肥満に繋がる恐れがあります。
ドライフルーツも同様で、砂糖でコーティングされているため肥満に繋がる可能性が高いです。
また、これらの加工品は熱を通していることが多く、パイナップルの健康効果である消化酵素はほとんどなくなっています。
摂取しても健康効果は期待できないので、これらの商品は犬に与えないようにしましょう。
愛犬にパイナップルを与える際の注意点
パイナップルは犬に与えても問題のない食品ですが、与える際にいくつかの注意点があります。
まず、パイナップルを丸ごと購入した場合、皮と芯は必ず取り除くようにしましょう。
この二つはとても固く、歯が丈夫な犬でも噛み切るのが難しいです。
場合によっては歯が欠ける原因になってしまいます。
パイナップルは繊維が多い果物です。歯と歯の間に挟まらないよう、犬の口の大きさに合わせてカットしてから与えましょう。
なるべく小さく切って与えれば、歯に挟まるのを予防できます。
パイナップルは栄養豊富な果物で、犬に与えても安全な食品です。
しかし、酸味が強く、犬によっては嫌がる場合もあります。人間と同じく、犬にも食の好みがあります。
栄養豊富で健康にいいからと無理矢理与えると、犬にとってストレスになってしまいます。
犬は喋ることができません。飼い主が愛犬の様子をしっかりチェックして、何を嫌がっているか知る必要があります。
もしパイナップルを嫌がるようでしたら、無理に与えず愛犬の舌に合う他の食品を探してみましょう。
愛犬のパイナップルアレルギーには要注意!
最大の注意点がアレルギーです。
犬も人間と同様、アレルギーを持っている場合があります。
様々なアレルギーがありますが、パイナップルに対してアレルギーを持っている犬も少なくありません。
アレルギー食品を与えると、健康に悪影響を及ぼし、最悪の場合死に至るケースも出てきます。
パイナップルを与える前に、アレルギーがないか必ず確認するようにしましょう。
犬がどんなアレルギーを持っているか分からないという方は、動物病院で一度診察を受けましょう。
また、アレルギーの危険性がある犬は、無理矢理パイナップルを与える必要はありません。
他の食品でも栄養素を補給することはできるので、犬の安全に配慮した食生活を最優先にしましょう。
まとめ|愛犬にパイナップルを与える際は注意点を必ずチェック
パイナップルは上手く与えれば犬の健康効果に大きな期待が出来る食品です。
パイナップルに含まれているビタミンCや消化酵素は、身体の内側から犬の健康を強力サポートしてくれるでしょう。
犬にとって有害な成分は含まれていないので、飼い主も一緒に食べられるおすすめの食品です。
ただし、パイナップルジュースやパイナップルを使用した加工品を与える際は、商品パッケージを必ず確認しましょう。
犬の健康に悪影響をもたらす成分が含まれている可能性があります。
また、犬がアレルギー持ちの場合、パイナップルは食べるだけで危険な食品になります。
犬にパイナップルを与える際は、これらの注意点をしっかり確認しましょう。