3行でわかる!愛犬にトマトは大丈夫?
- トマトは愛犬に与えても大丈夫◎アレルギー持ちには気をつけて!
- 量は5kg前後ならトマト4分の1くらいを目安に!ミニトマトなら2個!
- トマトの豊富な栄養素が愛犬にさまざまな良い影響を与えます!
現代では食べ物にアレルギーを発症する人が増えていますが、犬も同様です。
元々アレルギー体質でなくても免疫力が下がることで発症しやすくなるので、室内で飼うのが主流になっているのが影響しているのかもしれません。
何がアレルゲンになるかは犬によるものの、飼い主としては日々与える食べ物に不安を覚えるのではないでしょうか。
野菜がアレルゲンになることは少ないですが、可能性はゼロではありません。
基本的にトマトもアレルギーを持っている犬でなければ、食べさせても問題ありません。
今回はトマトを愛犬に与えた結果、どのような影響をもたらすのか、1日にどのくらいの量まで与えても大丈夫なのかわかりやすく説明していきます!
この記事の内容
トマトが持つ豊富な栄養素は愛犬にGOOD!
「トマトが赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるように、昔からトマトを食べると健康になると言われてきました。
近年はアンチエイジング食品としても注目を浴びていますよね。
このようなトマトを人間が食べたときに与える良い影響は、愛犬にとっても同じように良い影響を与えることが多いです。
リコピン
トマトの主な栄養素は、カロテノイドの一種であるリコピンです。聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?
余分な活性酸素を除去する抗酸化作用が高く、動脈硬化などの生活習慣病やガンを予防するのに役立ちます。
リコピンは同じくカロテノイドの一種であるβカロテンよりも強い抗酸化作用があるといわれているので、ニンジンやブロッコリーを食べさせるより効果が期待できるということになります。
さらに、脂肪細胞の増加を抑制したり、脂肪吸収を妨げたりする働きもあるとされています。
京都大学農学研究科の研究グループが中性脂肪値の高い女性たちに毎日トマトジュースを飲ませたところ、中性脂肪値が落ちてエネルギー代謝の良い体に変化したという結果に至りました。(出典:京都大学)
トマトに含まれるリノール酸が効果を発揮するということです。そのため、ダイエットしたい場合にも効果的です。
カリウム
それから、カリウムが余分な塩分を排出させるため、血圧も適切な値に保つことが可能です。
人間と同じように愛犬も体がむくむことがあるので、むくみ解消にも役立ちます!
ビタミン
ほかにもビタミン類が豊富で、体内でビタミンAに変化するカロテン以外では、ビタミンCやビタミンE、ビタミンB群が挙げられます。
生活習慣病やガン患者の増加は、ビタミンやミネラルの摂取量が不十分であることが原因でないかと考える研究者もいます。
ビタミンは健やかな皮膚や被毛を作るのに欠かせない栄養素というのは有名ですが、さまざまな病気を防ぐ役割も担っています。
こんな犬にトマトはおすすめ!
トマトは上記の栄養素以外に、ミネラルの代表格となるカルシウムやマグネシウム、鉄も入っているので、とてもバランスに優れた食材です。
また、食物繊維のペクチンやクエン酸も消化を助け、疲労を回復させます。
基本的に、犬がトマトを食べても問題はありません。
特にある程度大きくなった犬には老化を遅らせるために与えるといいでしょう。
ガンはもちろん、白内障や緑内障の予防にも貢献してくれます。
また、トマトは夏の野菜なので、夏バテ回復にもぴったりです。
そのほか、胃腸が弱い場合や皮膚病を患っている場合に与えることで、調子が整う可能性があります。
トマトはどのくらいの量を愛犬に与えても大丈夫?
犬にトマトを与えるときはまず少量からスタートして、アレルギー反応が出ないか、お腹を壊さないかなどをしっかりチェックすることが大切です。
下記の表を参考にトマトの量を増やしていく場合は、少しずつ増やすのを意識してください。
トマトやミニトマトを与えて問題ないようであれば、トマト入りのドッグフードも食べられます。
体重 | トマト(通常) | ミニトマト |
~3kg | 8分の1 | 1個 |
5kg前後 | 4分の1 | 2個 |
10kg前後 | 半分 | 4個 |
25kg前後 | 1個半 | 12個 |
トマトを愛犬に与えるときの注意点!
トマトを与えるときの注意点は、必ず完熟のものにするということです。
未熟なトマトにはトマチンという有毒な成分が含まれており、摂取するとお腹を壊すなど、調子を崩す可能性があります。
また、トマチンはヘタにも含まれるため、ヘタは必ず取り除きましょう。
それから、皮ごと与えても問題ありませんが、消化しきれずに出てくるかもしれません。
胃腸が弱い犬の場合は、負担になる可能性があるため、皮は極力剥いて与えると良いです。
トマトの缶詰やトマトジュース、トマトケチャップは大丈夫?
トマトの水煮缶
トマトが食べられるのであれば、トマトの水煮缶も大丈夫なことが多いです。
トマトがアレルゲンであっても、加熱することで食べられるケースは珍しくありません。
ただし、食塩や添加物などが入っているものは避けましょう。
トマトジュース
犬が好むようであればトマトジュースも問題はないでしょうが、凝縮されているのが一般的なので、与え過ぎには注意が必要です。
この際も食塩無添加のものにしましょう。
トマトケチャップやドライトマト
同じくトマトの加工品となるトマトケチャップやドライトマトなども、塩分が問題になり得ます。
特にトマトケチャップは糖類や玉ねぎ、香辛料が入っているため、与えるべきではありません。
トマトを与えるときに気をつけるべきはアレルギー持ちの犬
トマトが直接のアレルゲンでなくても、仮性アレルゲンとしてアレルギー反応が起きる場合があります。
仮性アレルゲンとは、食べ物に含まれる化学物質のことでアレルギーと同じような症状が出てしまうもののことです。
アレルギー反応が起きたとき、体内ではヒスタミンやロイコトリエンといった化学伝達物質を敵とみなし、体外に排出しようと免疫の力が働いています。
本来トマトにはこうした物質は含まれていませんが、仮性アレルゲンはアレルゲンとなる化学伝達物質に構造が似ているために、体が間違ってアレルギー反応のようなものをしてしまうことがあるのです。
中でもトマトはヒスタミンやセロトニン、アセチルコリン、そしてサリチル酸化合物と、多くの仮性アレルゲンが含まれているので注意が必要です。
ちなみに、同じナス科の食物であるジャガイモやナスに反応してしまう可能性もゼロではありません。
いつもは食べられていても、体調が悪いときは反応しやすいため、そのあたりにも気を配ってあげるといいでしょう。
それから、特定のアレルゲン物質に反応する特異抗体が作られている場合、構造が似ているアレルゲン物質にも反応することがあります。
これを交差反応といいますが、トマトにとっての交差抗原性はシラカバやスギです。
花粉症の犬がトマトを食べたときにアレルギー反応が出た場合、直接のアレルゲンでなくて交差反応かもしれません。
一般的に、花粉が飛ぶ季節だけ過剰反応を起こします。
どうしても食べさせたいのであれば、加熱して与えてみるのも一つの方法ではあるものの、一時トマト禁止にした方が無難といえます。
【トマト入り】おすすめのドッグフードまとめ
トマトは与える量さえ、注意すれば愛犬にとってもメリットが多い食材の一つです。
そのため、トマトが原材料として使用されているドッグフードもあり、その中でもおすすめのドッグフードを紹介します。
それは『モグワン』です。
ここ最近、SNSでも人気があがってきており、今一番売れているドッグフードとも言っても過言ではないでしょう。
そんなモグワンにもトマトは取り入れられており、トマトがもつ抗酸化作用により、様々な効果が期待できます。
抗酸化作用って?
体内に侵入した細菌やウイルスの攻撃から体を守る作用です。
体の免疫力を上げるのと同時に、様々な病気のリスクを低下させます。
気になる飼い主さんはぜひ、チェックしてみてください!
『モグワン』の紹介記事はこちら!
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また、市販ドッグフードにもトマトは含有されていることが多いです。
多くのドッグフードメーカーで、トマトを犬が摂取することを推奨しているようですね。
まとめ|愛犬の食事にトマトを上手く取り入れていつまでも長生きを
アレルギー体質でない犬であれば、必要以上にトマトを敬遠することはありません。
ただし、犬が好まないようであれば、体に必要のない栄養なのだと考えるのが賢明ではないでしょうか。
反対に、好んで食べるけどアレルギー体質だという場合は、仮性アレルゲンや交差反応の可能性を考慮して慎重に与えることが大切です。
また、食べさせ過ぎないように気をつけてください。
上手に摂取できれば、健康に良い効果が出て、長生きにつながるかもしれません。