3行でわかる!愛犬にブルーベリーは大丈夫?
- ブルーベリーは愛犬に食べさせても大丈夫!加工品は要注意!
- 1日あたり5~10粒と量には気を付けて!
- 目のケアにはもちろん、皮膚やお腹の状態にも良い効果が◎
愛犬がブルーベリーを食べたがったとき、飼い主は与えても良いのでしょうか。
その答えは「yes」です。
健康にも良いですし、自然の食べ物なので添加物の危険性を心配する必要もありません。
ただし、与える量や与え方には気を付けたい注意点もあります。
そこで、生の状態以外に冷凍のブルーベリーを与えても大丈夫なのか、加工品を与えても良いのかなど、犬とブルーベリーに関して役立つ情報を紹介します。
愛犬にブルーベリーを与える前にご覧ください。
この記事の内容
ブルーベリーは愛犬に食べさせてもOK!メリットも豊富!
ブルーベリーは、犬に与えても問題ありません。犬にとって有毒な成分が含まれていないためです。
逆に、ブルーベリーは犬の健康にとって良い効果を発揮します。
果肉に含まれる「アントシアニン」は目の疲労回復や白内障予防に、「ルテイン」は皮膚のエイジングケアに効果的です。
またブルーベリーには食物繊維が豊富なため、お腹の調子を整える効果もあります。
便秘気味な愛犬や、年を取って目や皮膚が弱ってきた愛犬には特におすすめです。
ただしあまり大量に与えすぎると、消化不良により下痢や腹痛を起こすことがあります。
また食物繊維の摂りすぎは、かえって便秘を悪化させる恐れもあり好ましくありません。
水分を吸収した繊維が腸内で膨らみすぎ、逆に排出されにくくなってしまうためです。
それに加えて食物繊維と言えば、少量でも高い満腹感を得られるとしてダイエットでも人気の成分ですよね。
犬にとってもそれは同じで、ブルーベリーでお腹がいっぱいになり通常のご飯を残してしまうかもしれません。
それが原因で、栄養の偏りや全体的な不足が助長される可能性もあります。
普段から職が細くご飯を残しがちであれば、特に注意してあげましょう。
冷凍ブルーベリーも多量でなければ大丈夫!
ブルーベリーを冷凍すると、冷たくて美味しいですよね。
食感も良くなるので、犬に与えても喜んで食べてくれるでしょう。
特に、暑さの厳しい夏などはおすすめです。夏バテで食欲が落ちた際などに与えてみてください。
ただし生の場合と同様に、与えすぎはかえって毒です。
冷凍ブルーベリーは食べ過ぎに加えて、お腹を冷やすことによる下痢や腹痛のリスクがあります。
喜んで食べるからといって与えすぎたり、自由にいくらでも食べられる状態にならないよう気を付けましょう。
ちなみに、ブルーベリーを犬に与えると黒や紫っぽい便をすることがあります。
これは吸収しきれなかったアントシアニンの色なので、体の異常は心配しなくても大丈夫です。
ただし、あまり何日も続くようなら与えすぎかもしれませんね。
愛犬だけでなくその便の様子も見ながら、一日に与える量を調整してください。
また、ごくまれにですがブルーベリーにアレルギー反応を示す犬もいます。
下痢だけでなく湿疹や目の充血が見られれば、ブル―ベリーアレルギーが疑われます。
その際はすぐに与えるのを止め、かかりつけの動物病院に相談してください。
ブルーベリーの加工品は愛犬に与えてはダメなものが多い!
生や冷凍のブルーベリーは、適量であれば犬の健康にとって良い食べ物です。
しかし、加工されたブルーベリーになると、犬に与えるなら注意したい場合があります。
ブルーベリージャムはNG
例えば、まず「ブルーベリージャム」です。これは与えないほうが良いでしょう。
ジャムを作る際は、果物を長く保存できるように多量の砂糖を使います。
そのため、体の小さな犬にとっては、人間より糖質を摂りすぎるリスクが高くなってしまうのです。糖質の摂りすぎは肥満や糖尿病、虫歯など様々な疾患の原因となります。
最近では砂糖を使用しないジャムも販売されていますが、やはり与えない方が安心でしょう。
果物には元々「果糖」と呼ばれる糖質が多量に含まれています。
そして、ジャムはフルクトースたっぷりの果物を煮詰めて濃縮した加工品です。
ブルーベリーはどちらかと言えば糖質の少ない方の果物ですが、濃縮するということは少量でもたくさんの糖質を含むことになりますね。
直接与えるだけでなく、ジャムのついた手や食べ終わった皿を舐めさせるのも避けた方が良さそうです。
ブルーベリー入りの甘いヨーグルトやミックスフルーツもNG
「ブルーベリーを配合したヨーグルト」も犬に与えるのは避けましょう。
なぜなら、加工時に砂糖や香料など添加物を使っている場合が多いためです。
ただしヨーグルト自体はタンパク質やカルシウムが豊富であり、牛乳と違ってお腹を壊すリスクも少ないと言われています。
もしブルーベリーヨーグルトを与えるのであれば、無糖のプレーンヨーグルトに無加工のブルーベリーをトッピングしてあげるのがおすすめです。
もちろん与えすぎはお腹を壊す原因になるため、与えすぎには注意してください。
もう一つ気を付けたいのが、「ブドウとブルーベリー入りのミックスフルーツ」も与えるのは危険ということです。
ブルーベリーを含め大半の果物は、犬に与えても問題ありません。
しかし、中には食べさせると病気や体調を崩す原因になるものも存在します。
その代表であり、最も気を付けたいのが「ブドウ」です。
ブルーベリーと見た目がよく似ているものの、ブドウは犬が食べると下痢や嘔吐を引き起こすことが確認されています。
そのメカニズムは未だ分かっていませんが、最悪の場合急性腎不全により命の危険もあります。
間違ってブドウを与えないように、「ブドウとブルーベリー入りのミックスフルーツ」は犬の前で食べない方が安全でしょう。
飼い主が与えなくても、うっかり床に落としたものを犬が食べてしまうかもしれません。
また、犬にとって有害な成分がブドウのどこに含まれているかも、未だに解明されていません。
ブドウの皮という説はあるものの、果汁である可能性だってゼロではありませんよね。
よって、ブドウと一緒に袋詰めされたブルーベリーに有害成分が移らないとも限りません。
その意味でも、ブドウ入りのミックスフルーツに含まれたブルーベリーは犬に与えないようにしましょう。
愛犬に1日あたりに与えていいブルーベリーの量は?
犬に与えるブルーベリーの適量は、食事量(1日)の10%未満と言われています。
仮に1粒のブルーベリーを1グラム・1日の食事量を100グラムとすると、1日に与えていいブルーベリーは10粒より少ないということになります。
実際にはカロリーの問題もあるため、もっと少ない量を与えたほうが健康的です。
例えば体重3キロのチワワには1日5粒、10キロの柴犬には1日10粒程度をおすすめします。
ただし、これはあくまで「オヤツとしてご飯のほかに与えた場合」の目安です。
お腹いっぱいになってご飯を残すようなら、量を減らすか与えること自体を止めましょう。
【ブルーベリー入り】おすすめのドッグフード
ブルーベリーは与える量さえ、注意すれば愛犬にとってもメリットが多い食材の一つです。
そのため、ブルーベリーが原材料として使用されているドッグフードもあり、その中でもおすすめのドッグフードを紹介します。
それは『アカナ』です。有名なドッグフードである『オリジン』とも姉妹ブランドなので、知っている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
アカナのドッグフードには、「新鮮ブルーベリー」という原材料名で含有されており、抗炎症作用や毛細血管を強くする作用、血流を助ける作用などの効果が期待できます。
気になる飼い主さんはぜひ、チェックしてみてください!
『アカナ』の紹介記事はこちら!
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また、市販ドッグフードにもブルーベリーは含有されていることが多いです。
多くのドッグフードメーカーで、ブルーベリーを犬が摂取することを推奨しているようですね。
まとめ|ブルーベリーは犬に与えても大丈夫!ただし加工品には気を付けて
ブルーベリーは、生や冷凍なら犬に与えても安全な食べ物です。
犬によっては目の疲労回復や皮膚のケアに効果的であり、冷凍して与えれば夏バテ時の食欲減退もカバーしてくれるでしょう。
何より、犬は甘い味の食べ物を好んで食べます。
よって甘酸っぱいブルーベリーは、犬にもピッタリな美味しいオヤツです。
飼い主が与える量をコントロールしながら、愛犬に適した量を食べさせてください。
ただし、ジャムなどブルーベリーを加工した食べ物には注意が必要です。
愛犬のおねだりに負けてうっかり与えないようにしたいですね。