愛犬の食事でドライタイプのドッグフードは欠かせない存在です。
食いつきの良さでウェットタイプのドッグフードを選んでいる飼い主さんはいますが、カリカリタイプのドライフードには次のメリットがあります。
- 犬の成長に必要な動物性タンパク質がしっかりと含まれている
- 「脂肪」「炭水化物」「繊維質」など他の栄養素のバランスが良い
- 長期保存に優れていて、持ち運びも便利で旅行の時に重宝する
しかし、「今まではパクパクと美味しそうにドライフードを食べていたのに、だんだんと手を付けなくなった」と悩む飼い主さんは少なくありません。
「このままドッグフードを食べなくなるのでは?」「何か病気のサインなのでは?」と心配になりますよね。
ここでは愛犬がドライフードを食べない原因を詳しく説明し、その原因からわかる正しい対処法をお伝えしています!
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この記事の内容
愛犬がドライフードを食べない原因をまとめてみた
あなたの愛犬がドライフードを食べない原因は下記のように6つあります。
愛犬がドライフードを食べない主な原因
- わがまま
- 食が細い
- ストレス
- 老化
- 今のドッグフードが悪い
- 病気
それぞれわかりやすく詳しくみていきましょう!
①愛犬のわがままで食べない
カリカリとしたドライフードを食べない大きな原因は愛犬のわがままです。
体調が悪くてご飯が食べられないのではと不安になる気持ちはわかりますが、下記の点に当てはまる場合は病気のリスクはありません。
- 普段と同じように元気がある
- 便秘や下痢など排泄に異常がない
- おやつを与えるとパクパクと食べる
- 運動をしたがる(散歩に行きたがる)
私たちが食べる食べ物や犬用のジャーキーなど美味しい味を知ってしまうと、だんだんとドライフードに興味を示さなくなります。
特に人間用の食べ物は味が濃く、犬の健康にとってはあまり良くありません。
可愛いからといって、ついつい甘やかさないように注意が必要です。
②単純に食が細い
小型犬に多く見られるのですが、単純に食が細いとドライフードを食べなくなります。
そのため、愛犬の年齢(子犬・成犬・シニア犬)や愛犬のサイズ(超小型犬・小型犬・中型犬・大型犬)で毎日の給与量の目安を把握しないといけません。
「ウチの子は小型で食が細いから」と考えて量を抑えすぎていると、食べない状態が続いて低血糖に陥りやすいので注意が必要です。
2日間以上断食の状態になると愛犬の健康に支障が出ますので、普段と比べてドライフードを食べる量がどうかきちんとチェックしましょう。
③ストレスが溜まっている
私たち人間と同じように、愛犬もストレスが溜まると食欲が低下してドライフードを食べなくなります。
愛犬がどのような時にストレスを感じやすいのかいくつか見ていきましょう。
- なかなか散歩に連れていってくれない
- 無理矢理の散歩で過度に運動している
- 引っ越しによって生活環境が変わった
- 飼い主さんの家族が不仲になって不満が犬に向けられている
ストレスが溜まりすぎると愛犬の心身に悪影響が及びますので、その子に合わせた解消法が必要です。
散歩をあまり連れて行っていないという飼い主さんは、少しづつでも大丈夫なので散歩へとしっかりと連れて行ってあげるべきです。
最低でも1日あたり30分、理想は1時間程度は必要です。
しかし、散歩はストレス解消方法の1つですが、過度の散歩は逆にストレスの原因にもなりうるので注意が必要です。
また、引っ越しなどによる生活環境の変化は徐々に慣れていくしかないのですが、家族の不仲などで愛犬もストレスを感じることがあります。
愛犬も家族の一員。そして、空気の読める動物です。
ストレスは寿命にも関わってくるので、ストレスをあまり感じないようにする生活を送れるように飼い主さんも生活を見直す必要があります。
④老犬であるから
老化現象は愛犬がドライフードを食べない原因の一つで、私たち人間にも当てはまりますね。
なぜ年齢を重ねるとドッグフードを食べなくなるのか、考えられる理由をまとめてみました。
- 代謝機能が低下して成犬の頃とは違ってエネルギーを必要としなくなる
- 歯が悪くなってカリカリのドライフードを食べるのが困難になる
- 消化機能の衰えによって多くの量を食べられなくなる
犬の老化は自然現象ですので仕方がありませんが、ドライフードを食べないからといってそのまま放置するのは危険です。
シニア犬の栄養失調などによる悪影響は、成犬時よりも大きくなります。
下記の「正しい対処法」により、しっかりとドッグフードを食べて栄養を摂ってもらうように努力しなくてはいけません。
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⑤与えているドライフードに原因がある
与えているドライフードに何かしらの原因があると、犬はご飯を食べてくれません。
動物は自分にとって良くない物を避ける能力が高いため、ドライフードの中に粗悪な原材料が入っていたり添加物が使われていたりすると手を付けなくなります。
「ドライフードを切り替えてから食べなくなった」という場合は、愛犬の健康ではなくフード自体に問題が潜んでいると考えましょう。
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⑥何か病気を発症している
何か病気を発症しているワンちゃんは、ドライフードを食べなくなります。
ドライフードだけではなく、いつもは喜んで食べるおやつにも手を付けなくなったら病気が引き金だと考えるべきです。
もし下記の症状に当てはまる時は、なるべく早めに獣医師の診察を受けましょう。
- 2日間以上の絶食が続いている
- 身体がグッタリとしている
- 散歩に行こうとしない
- 身体を触ると痛がる
「一時的な症状だから大丈夫でしょ?」とそのまま放置するのはNGですよ。
犬の身体はドッグフードなどの食事によって、できています。
命の源といっても過言ではないので、『ドッグフードを食べない=危険』と考えておいた方がいざというときにすぐに行動がうつせます。
愛犬がドライフードを食べない時の正しい対処法
愛犬がドライフードを食べないのは、何かしらの原因が潜んでいます。
ドライフードを食べないからといって人間の食べ物やおやつばかりを与えていると、わがままな子に育ってしまいますので、どう対処すれば良いのかまとめてみました。
①与えているドライフードの種類を見直す
私たち人間は、次の五感で食べ物を美味しいと感じます。
この点に関しては愛犬も一緒ですので、ドライフードを食べない時は種類を見直してみましょう。
食べ物に対する「五感」
- 香り(嗅覚)
- 歯応え(食感)
- 音(聴覚)
- 味や温度(味覚)
- 彩り(視覚)
愛犬が好きな原材料を豊富に使っていたり、余計な添加物が使われていなかったりという良質なドッグフードを選んでいれば、粗悪な製品よりも食いつきは良くなります。
そこで、ドライフードの選び方で悩んでいる飼い主さんには、モグワンドッグフードがおすすめです。
モグワンドッグフードはチキンとサーモンを主原料にしたプレミアムドッグフードで、理想の食いつきの良さを求めて開発されました。
食いつきだけではなく健康や安全性にも細心の気を配っていますので、「中々カリカリを食べてくれない・・・」という時はモグワンドッグフードを与えてみてください。
②食べなかった時はご飯を下げる
通常の食事サイクルがキープされていれば、ドライフードが入った食器をいつものように与えると愛犬は食べてくれます。
もし手を付けずに完食しなかった場合は、30分くらいを目安にして食器を下げましょう。
その後におねだりされても、犬用のおやつや人間の食べ物を与えてはいけません。
何もあげないで我慢させることで、「ドライフードを食べなければもっと美味しい食べ物が出てくる」とは考えなくなります。
病気やストレス以外でドライフードを食べないワンちゃんは贅沢病の可能性が高いため、我慢させるようにしつけるのがポイントです。
次の食事の時間が来て同じようにドライフードを出し、全部食べ切ったら愛犬をしっかり褒めてあげましょう。
③ぬるま湯を入れてドライフードをふやかす
ドライフードを愛犬が食べてくれない時は、ぬるま湯を入れてふやかすのが効果的です。
なぜドライフードをぬるま湯でふやかすと良いのか、いくつかの理由を見ていきましょう。
- ドッグフードの香りがたって食欲が湧いてくる
- 消化能力が落ちている老犬でも食べやすい
- 同時に水分補給に繋がる(ドライフードの水分含有量は10%以下)
ふやかしても食べてくれない場合は、ドライフードとウェットフードを混ぜて愛犬に与えてみてください。
ドライフードのふやかし方
ふやかし方も知っておかないとヤケドなどをする恐れがあるので、しっかりと学んでおきましょう。
まずは、50℃程度のぬるま湯を作ります。
温度計があればよいのですが、無い場合には沸騰したお湯と同量の水道水を混ぜると、大体50℃程度になります。
お風呂が40~42度くらいだと思うので、お風呂より熱いかな?という具合がちょうど良いです。
そしてそのぬるま湯をドライフードにかけて、15分程度放置すると完成です。
与える前に熱すぎないかどうかチェックもしましょう。
また、栄養素が溶けていたり、水分補給にもなるので、ふやかしたぬるま湯は捨てずにそのまま与えましょう。
④ブッチ(Butch)をトッピングして与える
愛犬は匂いや歯触り、温度などで食べ物の美味しさを判断しています。
そこで、ドライフードを中々食べてくれないと悩んでいる飼い主さんは、犬が喜ぶ食べ物をトッピングしてみましょう。
ドライフードと他の食べ物を混ぜ合わせて食器の中に入れるだけで、パクパクと食べて完食してくれることはあります。
トッピングする食材の選び方で迷っている飼い主さんには、ブッチ(Butch)がおすすめです。
とにかく食いつきが良いということで有名なドッグフードです。
ブッチ(Butch)はより新鮮で健康的なコンセプトで作られたフードで、ドライフードともウェットフードとも違う新感覚のミートフードになっています。
犬用のブッチ(Butch)は全部で次の3つです。
- ビーフやラムを含む「ブラック・レーベル」
- チキンを含む「ホワイト・レーベル」
- チキンやフィッシュを含む「ブルー・レーベル」
生肉と同等の栄養成分と水分含有量で製造されていますので、ドライフードにブッチ(Butch)をトッピングして愛犬に食べさせてみてください。
⑤愛犬とのコミュニケーションの時間を増やしてみる
色々な方法を試しても愛犬がご飯を食べない時は、ストレスで食欲不振に陥っている可能性があります。
上記でも説明したように愛犬も人間と一緒で精神的なストレスを感じますので、家の中で遊んだり散歩に出掛けたりとコミュニケーションの時間を増やしてみましょう。
ただし、食事の度にご飯を食べるのか心配しすぎていると、飼い主さんのストレスがワンちゃんにも伝わりますので注意してください。
まとめ|愛犬がドライフードを食べない原因と対処法
以上のように、愛犬がドライフードを食べない原因と正しい対処法について詳しくまとめました。
病気や体調不良でなければ、ドッグフードの種類を変えたり他のフードをトッピングしたりすると美味しそうに食べてくれますよ。
何をしてもドライフードを食べない時は病気が潜んでいる可能性がありますので、早めに動物病院を受診してみてください。
偏食持ちでも食いつきが良い!
ポメラニアン/3歳♂