3行でわかる!愛犬に梨は大丈夫?
- 愛犬に梨は大丈夫!アレルギー持ちは気をつけて!
- 1日あたりの目安は16分の1。与えすぎには要注意!
- 梨は主に愛犬の排泄についてメリットが多い◎
梨は、人間だけではなく犬にも沢山のメリットがある食べ物ですが、食べさせる量やアレルギーに注意が必要です。
梨の9割は水分で、犬の身体に良い成分が豊富に含まれていますが、大量に食べさせると下痢になることがあります。
また、犬のアレルギーも、蕁麻疹、嘔吐や下痢、呼吸が苦しくなる等、人間と同じような症状が出ます。
与える際には飼い主が与える量とアレルギーに注意して、犬にとって安全なおやつとして食べさせたい果物です。
この記事の内容
梨を愛犬に与えたときのメリットはたくさんある!
梨の成分は水分が9割を占めます。梨の成分と、梨を食べるメリットが以下です。
人間が食べても良い効果が期待できる食べ物ですので、犬が食べても同じように良い効果を与えることが多いです。
梨を愛犬に与えたときのメリット一覧
- 水分補給が出来ます。
- リンゴ酸やクエン酸運動で身体に溜まった乳酸を排除することで疲労回復を助ける働きがあります。
- アスパラギン酸はタンパク質の合成に関わったアンモニアを排出することと、疲れを取り除く効果があります。
- カリウムは体内の余分な水分や老廃物を排出する利尿作用があります。
- プロテアーゼはタンパク質を効率良く消化する効果があります。
- 石細胞はお通じを促す働きがあります。
- 不溶性食物繊維は便の水分を増やします。
- ソルビトールは便を柔らかくする効果があります。
特にカリウムと水分によっておしっこの回数が増えますので、ストルバイト結晶等が溜まりやすい犬や、尿路結石等でおしっこの回数を減らさないように注意している犬は、水を飲む量やおしっこが減りやすい夏には梨の成分が役に立ちます。
カリウムは血圧を下げる効果もありますので、高齢犬に取り入れたい成分です。
但し、摂取しすぎると腎臓病の犬には危険ですので、予め獣医と相談することをおすすめします。
また、石細胞は便秘気味の犬や量の少ない犬に効果がありますが、摂取しすぎると下痢になるので注意が必要です。
梨のメリットを調べると、犬にとって良い成分が沢山含まれていることがわかります。
ただ、沢山食べれば沢山効果があるわけではなく、アレルギーと食べさせる量、食べさせ方に注意することも大切です。
愛犬の梨アレルギー反応には要注意!
特定の食べ物を大量に摂取すると、アレルギー反応を起こします。
その為、初めて食べさせるときの注意点と、1日に食べさせる目安の量を知ることが大切です。
犬に良いとされる食材やフード類に含まれる成分と同じく、初めて与えるときには、少量を食べさせて1時間程度様子を見ます。
問題が無ければ、1日の摂取目安をもとに与えます。
食べさせた後に蕁麻疹、嘔吐や下痢、呼吸が苦しそうな場合には、アレルギー反応を起こしている可能性がありますので、動物病院の受診が必要になります。
重篤なアレルギーの状態を長時間放置した場合、アナフィラキシーショックを引き起こし、命の危険に繋がる為です。
また、アレルギー反応が出た場合には、犬がどれだけおねだりしても与えることが出来ません。
一度アレルギー反応が出た場合には、求められても梨を与えないことと、人間が食べる際にも拾い食いをしないように注意し、勝手に食べないよう保管方法にも注意が必要です。
尚、アレルギーについては、動物病院の血液検査でも調べることが出来ます。
食べ物を与えた後の処置だけではなく、事前に獣医へ相談することもおすすめです。
アレルギー反応を起こして病院にかかる際には、食べさせた量や、食べたすぐ後の犬の様子等を聞かれることがありますので、病院に着くまでの様子をメモにしたり、写真を撮る等しておくと診察がスムーズです。
梨を愛犬に与える1日あたりの目安の量
犬が梨を摂取しても良い目安は1日20グラムです。梨はまるまる1個でだいたい300g程度ですので、16分の1程度が目安になります。
一応、小型犬から大型犬まで体格差がありますので、1日に摂取する食事量の10%程度と考えます。
梨の与え過ぎはデメリットに繋がります。
梨に1番多く含まれる水分によってトイレが近くなり、トイレまで間に合わなくなることがあります。
また、石細胞がお通じを促す作用を持っていますが、摂取しすぎると下痢や嘔吐に繋がります。
その為、腎臓病のある犬や下痢気味の犬には食べさせることを避けます。
また、子犬や老犬についてもトイレが近くなる可能性がある為、無理に食べさせないようにします。
愛犬に梨を与えるときの注意点!
犬に与える場合も、人間と同じく新鮮な梨を選びましょう。また、犬の場合は熟した梨を選ぶことが必要です。
未熟な梨には、アミグダリンという体内で分解されると中毒を起こしてしまう成分が含まれる為です。
アミグダリンは種にも含まれていますので、種は必ず取り除いて与えます。
その他の注意点として、下痢を起さないよう、冷やさずに常温の梨を与えます。
種以外にも消化されない皮と芯も取り除き、消化しやすいように細かく切って食べさせます。
細かく切ることによって食べやすくなる他、口の中を傷つけたり喉に詰まらせることなく食べられます。
また、梨に含まれるカリウムは熱に弱い為、効率良く栄養を摂取するには火を通さず与えます。
火を通さなければ、他の食材とアレンジして身体に必要な栄養素を含んだおやつにすることも出来ます。
但し犬の健康状態と病状等によって、梨と同じくアレンジする食材にも注意が必要です。
食べ頃の梨の選び方と保管方法
スーパー等で販売される梨は熟しているものが殆どですが、購入する際は傷が無く、形の良いもの、皮に色ムラが無いものを選びます。
大きくてずっしりと重く、丸い梨が食べ頃です。
また、梨の保存期間は長くない為、新聞紙で包んで野菜室に保存します。
保存した場合、冷たく冷えた梨を犬に食べさせると下痢に繋がる恐れがある為、室温で少し置いて常温にしてから与えます。
難しいことではなく、冷たいものを食べ過ぎると人間もお腹を壊しますから、同じように犬にも新鮮で、旬で美味しく、更に食べやすくしたものを食べさせることが必要です。
飼い主にとっても犬にとっても、美味しい旬の梨は、添加物や保存料を含まない、上手に水分と栄養素を取り入れることが出来るおやつになります。
【梨入り】おすすめのドッグフードまとめ
梨は与える量さえ、注意すれば愛犬にとってもメリットが多い食材の一つです。
そのため、梨が原材料として使用されているドッグフードもあり、その中でもおすすめのドッグフードを紹介します。
それは『オリジン』です。有名なドッグフードである『アカナ』とも姉妹ブランドなので、知っている飼い主さんも多いのではないでしょうか。
オリジンのドッグフードには、「新鮮丸ごと梨」という原材料名で含有されており、水分補給や腸内環境を整えるなどの効果が期待できます。
気になる飼い主さんはぜひ、チェックしてみてください!
『オリジン』の紹介記事はこちら!
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また、市販ドッグフードにも梨は含有されていることが多いです。
多くのドッグフードメーカーで、梨を犬が摂取することを推奨しているようですね。
まとめ|アレルギーと摂取量に注意して栄養たっぷりの梨を愛犬に与えよう!
梨は品種によりますが、夏から秋にかけて旬を迎える果物です。
疲労回復と水分補給を兼ね備えた梨は、犬にとっても暑い夏を乗り越えるのにぴったりなおやつです。
犬は大切な家族の一員、大切なパートナーです。
人間の赤ちゃんに初めて食べさせるのと同じように、嘔吐や下痢等のアレルギー反応を起こしていないか注意することと、与える量に気を付けることで、身体に良い成分を適切に摂取出来ます。
犬種に関係なく、また梨だけではなく、食べ物全般でアレルギーは注意が必要ですので、動物病院で血液検査を受けることもおすすめです。