「トイプードルは小型で室内飼いだから散歩は不要で楽チン!」と思われがちですが、これは間違いです!
トイプードルも立派な犬です、元々狩猟犬だったというルーツがあるため、水遊びをしたり体を動かすことを好みます。
ずっと家の中で過ごしていると、一日に必要な運動量を解消できずストレスが溜まってしまうこともあります。
トイプードルの犬の本能的欲求を満たしてあげるためにも、毎日の散歩は欠かせません。
今回は、トイプードルの散歩の時間や頻度、距離、愛犬のストレスを解消するお散歩のコツなどを細かくご紹介します!
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この記事の内容
トイプードルの散歩デビューはいつから?(デビュー前にすること)
まず、トイプードルのお散歩デビューは、 ワクチン摂取が全て終了して3週間後くらいからとされています。
ワクチンは生後1~2ヶ月から始め、2回目がさらにその1カ月後、3回目全てが終わるまでに4~5ヶ月要します。
ワクチン接種後、体に抗体が付くまでに2週間程かかります。すると大体生後6ヶ月前後にようやくお散歩デビューとなります。
子犬のワクチン予防接種前のお散歩は危険!
子犬の成長に大切な「社会化期」が生後1〜3ヶ月の間とちょうどワクチン摂取中の時期とかぶってしまいますが、必ずワクチンプログラムを全て終了させてからが鉄則です。
ワクチンを未接種のまま、あるいは途中の状態でお散歩させると、感染症や皮膚病にかかるリスクが非常に高くなります。
子犬は免疫力が低いので、後遺症や死に直結する感染症もあり、ワクチン接種前のお散歩は大変危険です。
ですが、散歩をしてはいけないだけで、外に出しちゃいけないわけではありません。
子犬の「社会化期」にいろいろな刺激に慣れさせておくためにも、抱っこ散歩から始めましょう 。
短時間家の周りを歩くだけでも、外の空気や匂い、音、動くものなど嗅覚・聴覚・視覚など刺激を受けることができます。
地面に下ろしたり他の犬には接触させないように注意しながら、抱っこ散歩でいろいろな場所に連れていってあげて下さい。
トイプードルの最適な散歩の時間・距離は?
ワクチン摂取が終了したらいよいよお散歩デビューです。
初めてのお散歩の場合は成犬と同じ量を歩くわけではないので、ほんの5~10分程度から慣らしてあげることをおすすめします。
成犬のトイプードルの1回の散歩時間としては30~50分程度が目安です 。
愛犬が望んでも、あまり長い時間散歩してしまうと、骨や関節を痛める原因となりまりますので注意しましょう。
その日の体調や年齢にもよるので、愛犬にあった運動量を見極めてあげましょう。
ポイント
- 1回の散歩の時間は30~50分が理想的。
- 長時間の散歩は脚・関節の負担となるので注意。
トイプードルの散歩の頻度・回数は?
トイプードルのお散歩頻度は1日朝・夕2回を毎日するのが理想的です 。
お散歩は長くすれば良いというものではありません。
トイプードルは犬種的に関節の弱い子も多いので、一度に長い時間のお散歩は避け、数回に分けて行くのがおすすめです。
犬にとってお散歩はストレス発散の楽しい時間となりますので、その楽しみを複数回に分けて与えてあげることが好ましいですね。
また、忙しくてお散歩の時間がとれない飼い主さんもいると思います。
愛犬とコミュニケーションを取って楽しい時間にすることが大切なので、ほんの数分程度のお散歩に行ってあげるだけでも愛犬は満足してくれるはずです。
飼い主さんのライフスタイルやそのときの状況に応じて変更しても大丈夫です。
ポイント
- 散歩は毎日行うことが理想的。
- 朝・夕で1日2回に分けて行くと良い。
- 年齢や健康状態によって適正な時間と回数を組んであげる。
トイプードルの散歩のコースは?毎回変えたほうがいい?
毎日のお散歩となると、決まった時間に決まったコースを淡々と歩くだけになっていませんか?
室内飼いのトイプードルの場合、お散歩は運動不足を解消するためでなく、ストレスを発散するための日課でもあります。
散歩の質をあげるために、たまには違うコースに変えてあげましょう。
いつもとは違った物を見て、匂いを嗅ぎ、新しい発見で好奇心を刺激してあげることがお散歩の満足度を上げるコツです。
また、同じコースを繰り返していると犬がそのコースを覚えてしまい、自分でそのコースを先導しがちになってしまうのもよくありません。
なるべくパターン化しないようにして、進む方向は、リードの持ち手である飼い主さんが決めていくというお散歩が理想的です。
メリットとして、リーダーウォークが出来る犬になり、次にどちらに進むか常に飼い主さんに意識を集中するようになり、視線を合わせる回数も増えます。
犬と飼い主さんでより密なコミュニケーションを図ることが出来ます。
ポイント
- 散歩コースを頻繁に変えてあげることで満足度を上げる。
- 先導は犬ではなく飼い主さんがする
トイプードルの散歩に必要な持ち物は?
お散歩のマナーとして、最低限持っていく物が5つあります。
- 水
外での愛犬がオシッコをしてしまった時、水洗するためのアイテムです。
お散歩中の水分補給もできるので、500mlくらいが理想です。
- ビニール袋
うんちを入れるエチケット袋です。
散歩中にウンチをした場合、必ず拾って持ち帰り捨てましょう。
外で排泄をする習慣のないワンちゃんでも、何があるかわからないので必要です。 - トイレットペーパー
ウンチの状態も日によって様々だと思います。
丁寧にふき取って綺麗に持ち帰るためにも、ビニール袋とセットで必要です。 - 首輪
室内飼いの場合、装着していないことも多いと思いますが、外に出るときは付けてあげましょう。
万が一脱走してしまった、迷子になった時に探してあげやすくなります。
首輪をしているということは飼い犬である証拠でもあります。
- リード
リードを付けず散歩する「ノーリード」はマナー違反です。
散歩用であれば、1.2~1.4m程度の長さが理想です。
以上のものが最低限必要な持ち物です。
最近ではお洒落なお散歩バッグや便利グッズも増えていますね。 愛犬とマナーのある楽しいお散歩をしましょう。
トイプードルには首輪とハーネスどちらがおすすめ?
首輪とハーネスには、それぞれメリット・デメリットがあり、装着する部位も違います。
首輪のメリットは、引いたり緩めたりすることで愛犬に指示が出しやすく、物事の良し悪しなどのしつけを行うのに適しています。また、飼い犬である証であり、飼い犬が逃げ出してしまった時も探しやすくなります。
デメリットは、常にリードが張った状態となりますので首や呼吸器に負担がかかることです。
ハーネスのメリットは、装着範囲が広いため力が分散されて、犬の体にかかる負担が小さくなります。 誤って抜てしまうような心配も首輪より少ないです。
デメリットは、リードを引いたりしても愛犬に指示が伝わりにくいことです。引っ張り癖のあるワンちゃんには向きません。
トイプードルの体重や体の大きさ、性格、年齢など、さまざまな条件を考慮し、最適なものを選択するようにしましょう。
子犬の場合は首輪・ハーネスの匂いを嗅がせ、慣れてきたら、実際にリードをつけておうちの中を歩いてみましょう。
トイプードルの散歩のお悩み!原因としつけ方について
散歩に行ったけど、他の犬や人に吠える…なかなか歩いてくれない…といった経験は犬を飼っている方ならありますよね。
そういった散歩に関するお悩みの原因や対処法についてご紹介します。
散歩中に歩かない・嫌がるとき
犬が歩かない場合いくつかの原因が考えられます。
1、怖いものを見た・恐怖を感じている
順調に歩いていたのに、突然、ピタッと歩かなくなるワンちゃんいますよね。
その場合、何かに怖がっている可能性が高いです。
そんな時は無理にリードを引いて歩かせる必要はありません。
まずは愛犬が何に怖がっているのか観察し、その物から距離をとってあげること。
それでも歩かない場合はルートを変えてあげましょう。
2、飼い主に構ってほしい・甘えている
普段から抱っこをしているわんちゃんの場合、甘えで歩かないこともあります。
そんな時は、抱っこしてもらうことへの集中を外していくために、普段のお散歩コースを変えて、視覚や嗅覚などで犬に刺激を与えてみて下さい。
好奇心いっぱいのトイプードルなので、すんなりと歩き出すはずです。
対策として、普段から必要以上の抱っこを行わないようにしましょう。
3、病気や怪我をしている可能性も
苦しさや痛みなど体の不調によって歩けない可能性もあります。
見た目には分からなくても、内臓や関節などに症状が出ている場合もあるので、無理に歩かせず呼吸や目の瞳孔の動き、行動などをチェックします。
少しでも気になる症状があるなら一度動物病院で診察してもらいましょう。
特にシニア犬の場合は、普段から体調や行動に異変がないか観察するようにしましょう。
他の人や犬に吠えるとき
犬が吠える場合もいくつかの原因が考えられます。
1、警戒・身を守るため吠える
家の中の環境に慣れているトイプードルの場合、外の世界の正体不明の対象への警戒心は強くなります。
警戒吠えは犬の警戒心からくる本能的なものなので、叱るのはNGです。
まずは外の音や人、他の犬に慣れさせることを徹底し、その中で吠えずにいられたらほめてあげるようにしましょう。
早いうちから一つずつ慣れさせておくことが肝心です。
2、攻撃・威嚇して吠える
他の人や他の犬に対して、低い声で攻撃的に吠えることは、必ずやめさせたい無駄吠えです。
まずは警戒心を取り除く必要があります。
警戒している対象物が近づいてきたら、「お座り」「待て」の姿勢を取らせて意識を飼い主に向けます。
気を逸らしているうちに対象物が通り過ぎたら、吠えなかったご褒美としておやつなどをあげます。
このように褒めるしつけを繰り返して、覚えさせていきましょう。
3、楽しい時に気持ちが高ぶって吠える
警戒心や恐怖心以外に、嬉しいことがあると興奮して吠えるワンちゃんもいます。
愛らしい姿に思わず構ってしまいそうになりますが、さらに興奮させることになるのでグッと我慢してください。
興奮を冷ますために、犬が吠えているうちは声をかけたり触ることを止めて、無視しましょう。
犬が吠えることをやめたときに褒めてあげることで、犬は吠えないほうが構ってくれると理解するようになります。
愛犬の吠える原因を知ると、最善の接し方が見えてくると思います。
普段からコミュニケーションをよくとり、信頼のおける指導者になることで、愛犬の恐怖心や不安が軽減され安心してお散歩することができるでしょう。
【まとめ】トイプードルの散歩の必要性は?
最後にトイプードルのお散歩の必要性についてです。
常に室内で暮らしているトイプードルにとって、外の世界に出ることは気分転換ができ、ストレス解消に最適です。
ストレスが溜まってしまうと、問題行動が見られたり、病気になったりするケースもあります。
散歩中に出会う人や犬と触れ合ったりすることで、室内だけでは経験しにくい社会性も身に付きます。
トイプードルの場合トリミングサロンで他の人と触れ合う機会も多いと思うので、社会性のトレーニングは必要不可欠です。
また、きちんと運動をして食事で得たカロリーを消費させなければ、犬はどんどん肥満傾向になってしまいます。
肥満は、犬にとって非常に深刻な健康への危険因子になってきています。
やはり、トイプードルが健康に長生きするためにも、毎日のお散歩が欠かせません。
外で思い切り体を動かし、家でゆっくりと休むことができれば、犬はストレス無く充実した楽しい毎日を送ることができるでしょう。愛犬とのお散歩ライフを楽んでください♪
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